Dermatology 皮膚科
Dermatology 皮膚科の主な診察内容
にきび(ざ瘡)
ニキビは症状が進行するにつれて、毛穴に炎症がおこり、悪化するとニキビ後を残すことがあります。早めの治療による予防が大切になります。
当院では、漢方薬(十味敗毒湯、荊芥連翹湯、桂枝茯苓丸加ヨクイニンなど)、ビタミン剤、抗菌剤の内服に加え、アダパレン(ディフェリンゲル、アダパレンクリーム)、過酸化ベンゾイル(ベピオ、デュアック)、アダパレンと過酸化ベンゾイルの配合剤(エピデュオ)などの外用剤を処方します。
当院では、患者様にニキビの状態、肌質、今までの、治療経過をお聞きして、急性期・維持期それぞれに一番あった、外用剤・内服による治療を選択していきます。
刺激対策・使用法
外用薬塗布前の保湿
1/4FTUや、1/2FTUなど少量から開始する
外用15〜30分で洗い流す(ショートコンタクトセラピー)
2日おき、3日おき隔日で使用(隔日投与)
症状によっては、針を使用する面皰(めんぽう)圧出を行います。
アトピー性皮膚炎
かゆみを伴った湿疹が繰り返し慢性的に発症します。かきむしると皮膚症状が悪化しやすいため、まずは炎症を落ち着かせ、保湿することが大切です。当院では抗アレルギー剤内服に加え、状況に応じてステロイド外用、プロトピック外用、保湿剤外用などを処方し、かきむしりを軽減します。必要性やご希望などにより、アレルギー採血をすることもあります。
乾燥肌
皮膚が乾燥し、かさかさしたり、粉をふいたりした状態になります。乾燥肌を放置すると、湿疹化して長引いてしまうことがあるため、保湿はとても重要です。かゆみが強くてかきむしった状態の場合、抗アレルギー剤を内服してかきむしりを軽減します。
湿疹・じんましん・かぶれ(接触皮膚炎)
一過性に、虫さされのような皮膚のむくみや赤みが出ます。症状は数時間で消えることが多いですが、疲労時や体調不良、アレルギー物質の影響によって再発を繰り返すことがあります。症状が1カ月以上続く場合は「慢性じんま疹」とも呼ばれます。抗アレルギー剤を内服して治療します。
- ※じんましんが出たときに、呼吸困難や下痢など皮膚以外にも症状がある場合は、内科または救急外来にご受診ください。呼吸困難な症状が出ると命に危険がおよぶ場合があります。
水虫
白癬菌というかびが原因で発症します。白癬菌の有無について検査(真菌鏡検)を行い、菌糸を認める場合は、抗真菌剤などで治療します。ただれなど症状がひどい場合は、まず症状を改善する治療を行うこともあります。
たこ(胼胝)・魚の目(鶏眼)
足の裏など物理的な力を受けやすい部位の皮膚の角質が肥厚します。歩行時の痛みを改善するために「たこ削り」や「魚の目処置」のほか、肥厚した爪の削りの処置もしますので、ご遠慮なくお伝えください。
いぼ
いぼのウィルスが皮膚に感染することで起こります。治療は、液体窒素による凍結凝固療法が一般的です。通常1〜2週間に1度の間隔で治療を行います。
帯状疱疹
疼痛や知覚異常に続いて、浮腫性紅斑、紅色丘疹、小水疱が帯状に生じます。治療が遅れると皮疹や疼痛が強くなる可能性があるため、早めの受診をおすすめします。急性期には抗ウィルス剤を処方します。
その他、お気軽にご相談ください
- 虫さされ
- とびひ
- ケロイド
- いぼ(疣贅)
- 単純ヘルペス
- 乾癬
- あせも
- 帯状疱疹
- 多汗症(わき)
- 伝染性軟属腫
- 円形脱毛症
- 花粉症 など